男性の主な脱毛症
髪の毛は非常に複雑なメカニズムで作られており、脱毛症の現れ方や頭皮の状態はおひとりおひとりで違います。男性の脱毛症は様々な要素が重なり合って起こる場合もあります。カウンセリングや診察では実際の症例写真や、マイクロスコープで拡大したご自身の頭皮を見ながら、さらに詳しくご説明いたします。当院では以下の男性の脱毛症の治療に対応しています | |
男性の主な脱毛症 | |
男性型脱毛症(AGA) | AGAはAndrogenetic Alopeciaの略で日本語では「男性型脱毛症」を意味します。 男性型脱毛症の原因は、男性ホルモン「テストステロン」が酵素により変換されてできた「DHT:ジヒドロテストステロン」によって起こります。ジヒドロテストステロンは毛乳頭で反応し、毛の早期脱毛を促します。この働きによって髪の毛の成長期がどんどん短縮化するのです。男性の誰もが薄毛になるわけではなく、AGAの発症には遺伝的な素質に加え、ストレス、食事、生活習慣などが強く影響していると考えられます。脱毛症は前頭部または頭頂部から起こるケースが多く、額の生え際から後退していくM型、頭頂部から薄くなるO型、どちらも薄くなる複合型などさまざまな進行パターンがあります。 AGAに有効な治療はAGA薬の服用となります。 |
びまん性脱毛症 | 「びまん性脱毛症」とは、頭髪全体が均等に髪の毛が細くなり全体的に薄くなる脱毛症です。「びまん」は「全部均等」というような意味を持っています。主にホルモンバランスの乱れによってヘアサイクルが乱れ、髪の毛に影響が出るようになります。女性に多く発症しやすい脱毛症とされてきましたが、近年では男性の約20%が人生で一度は発症すると考えられるようになりました。分け目やつむじなどの地肌が見えてしまい、AGAと合併して発症する男性も多くいらっしゃいます。びまん性脱毛症の原因はさまざまで、加齢、ストレス、睡眠不足、過度なダイエット、誤ったヘアケアなど、食生活や生活環境が主な原因と言われています。 |
批糠(ひこう)性脱毛症 | 批糠(ひこう)性脱毛症は、乾燥したフケを伴う脱毛症です。 フケがカサブタのように毛穴を塞ぎ、内部で炎症が起こるため脱毛症になります。フケは頭皮のターンオーバーによって剥がれた組織であり、ただ単にフケが多い、フケが大きいというだけで粃糠性脱毛に分類されるわけではありません。批糠性脱毛症の主な原因は、季節性の乾燥や肌に合わないシャンプー、シャンプーのすすぎ残しなどです。フケが多く出るような頭皮環境そのものが原因となって、粃糠性脱毛症は発症します。 |
脂漏性(しろうせい)脱毛症 | 脂漏性(しろうせい)脱毛症とは、皮脂の過剰分泌が引き金となる脱毛症です。毛穴に詰まった古い皮脂はマセラチア菌などの細菌の温床となります。細菌が繁殖した頭皮では炎症が起こり、頭皮がぽつぽつとニキビ状に突起するようになって、その結果、毛根が維持できなくなります。食生活やシャンプーのすすぎ残しが主な原因です。脂漏性脱毛症の特徴は強いかゆみを伴うケースが多いことです。 また、頭皮のバリア機能が弱体化するためフケが増える場合もあります。AGA、粃糠性脱毛症、びまん性脱毛症と鑑別し、正しい治療法を選択する必要があります。※育毛サロンなどの民間機関をご利用になった方から、「医療従事者でない者から脂漏性脱毛症との診断を受けて当院にご来院された」というご相談が増えています。医師不在の民間施設では医学的根拠に基づく診断は受けられません。「脂漏性脱毛症である」と伝えられても「脂漏性脱毛症」でない場合も多く、必ず薄毛専門のクリニックにて医師の診断と医療機関での治療を行ってください。 |
円形脱毛症 | 円形脱毛症には好発年代や発症率の男女差などもなく、年齢性別に関わらず発症する脱毛症の一つです。何の前触れもなく一気に髪が抜け落ちるところが特徴です。通常は直径1センチから3センチ程度の円形に髪が抜け落ち、時間の経過とともに自然と治癒することもありますが、頭髪だけでなく全身の毛が全て抜けてしまう場合もあり、免疫機能を担うリンパ球の働きの異常によって起きる「自己免疫疾患」のひとつと考えられています。また、治ったと思ったらまた別の場所に円形脱毛症が発症してしまい、大小の円形脱毛症の部位が次々と増えては消えるといった症状を繰り返す「多発性円形脱毛症」の患者様も多く、ストレスやアレルギー疾患などを含む要因が重なり合ってます。 円形脱毛症は毛根そのものが死滅してしまった訳ではありません。きちんとした治療を行えば髪は再生します。 |
若年性脱毛症/老人性脱毛症 | 若年性脱毛症とは10代後半から30代前半までに脱毛が進行する状態のことを指します。特定の病態を示すわけではなく、脱毛症を発症した年齢によって「若年性脱毛症」に分類されるのです。AGAやびまん性脱毛症などの脱毛症が通常よりも早く発症した場合の総称となります。また、老人性脱毛症とは、60歳以上の年代の方に脱毛症が発症した状態のことを指します。老人性脱毛症の場合、若年性脱毛症との大きな違いは「老化」にあります。各種脱毛症がその年代に発症するだけでなく、髪を作る細胞が老化によって弱くなっているため、60歳以上で発症した脱毛症は急速に症状が進行するおそれがあります。薄毛の症状に気付いたらすぐに専門の医療機関に相談し、治療を始めることが大切です。 |
男性AGA脱毛症治療のお問い合わせ
診察や毛髪診断は無料です。すでに他院で薄毛治療されている方も対応しております。
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